2023.06.01

健康コラム

6月 健康コラム 腸内環境を整えよう!

6月となり、梅雨の時期となりました。
梅雨になると気温差や気圧の変化も激しくなり、体調も崩しやすくなります。
梅雨の時期も元気に過ごすためには、自律神経を整えることが大切です。   ①.jpg
自律神経と腸内環境は密接な関わりがあり、腸内環境を整えていくことが元気の源にもなっていきます。

腸内には「善玉菌」、「悪玉菌」、善玉菌と悪玉菌どちらにも属さない「日和見菌」があります。
善玉菌が減ってしまうと、腸内環境が悪化してしまいます。またどちらにも属さない日和見菌が悪玉菌となってしまうことも腸内環境を悪化させる原因となります。
善玉菌を増やすためには腸内環境を整える食事をとっていくことが重要です。
腸内環境を整える善玉菌の1つとして「乳酸菌」があります。

③.jpg乳酸菌のとり方の注意点です。
①乳酸菌は熱に弱いので、なるべく加熱しないで食べましょう。
②胃酸が薄まる「食後」にとることがおすすめです。
③漬物などに含む塩分、ワイン、日本酒、お酒のとり過ぎに注意してください。

~乳酸菌と免疫力を高めるはたらき~
免疫は人間に本来備わっている防御システムです。プラズマ乳酸菌や1073R-1株などの乳酸菌には体内のウイルスを攻撃する働きを活性化させる研究結果が報告され、飲料水やヨーグルトなど新たな商品もみられるようになってきました。乳酸菌によっては加熱することにより免疫力が高まる菌もあります。

乳酸菌にまつわるQ&A
Q 1日にとり入れる乳酸菌の目安量は?
A 腸まで届いた乳酸菌は糞便とともに排泄されたり、体調によっては悪玉菌が優勢になることもあるため、毎日少しずつでも続けてとることが大切です。乳酸菌を含む特定保健用食品や機能性表示食品には目安量が示されていますので、参考にしてみてください。また乳酸菌を増やすためにも、オリゴ糖や食物繊維を多く含む食品を増やしてとるようにしていきましょう。

Q お薬と一緒にとっても大丈夫?
A お薬(抗生物質)は腸内細菌を減らしてしまうこともあります。服薬を開始する前から乳酸菌やビフィズス菌を取り入れてケアすることが重要です。抗生物質を飲む際は、特に腸内環境を整える乳酸菌を含む食品をとるようにしていきましょう。

【レシピ紹介】
・なの花薬局ホームページ「管理栄養士のレシピ」 キウイのホットドリンク
発酵食品のヨーグルトと甘酒は、乳酸菌や麹のはたらきにより、消化しやすい食材です。

https://www.nanohana-ph.jp/recipe/stomach/post-19.php

腸内環境を整え、元気に毎日を過ごしていきましょう!

 参考文献:後藤敏夫 「乳酸菌がすべてを解決する」

株式会社なの花北海道 高橋 啓(管理栄養士)


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