2026.01.05

健康コラム

1月健康コラム:冬のかくれ脱水に注意! 〜寒い季節こそ水分補給を意識しよう〜

寒さが厳しくなる冬。「脱水症は夏の話」と思っていませんか?
実は、冬こそ知らないうちに体内の水分が不足し、脱水症になるリスクが高まることがあります。今回は、冬における脱水症のリスクやその予防法について紹介します。

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〈冬の水分不足、なぜ気づきにくい?〉
私たちのカラダは、普通に生活していても1日に約2.5リットルの水分を失っています。
そのうち、汗として自覚できる水分だけでなく、皮膚や粘膜、呼気から感じないまま失われる「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」が約900mL を占めています。

冬は気温が低く空気が乾燥しやすい季節で、暖房を使うことで室内の湿度も下がります。
湿度が低くなるほど、不感蒸泄量は増えることが報告されており、乾燥した冬環境では知らないうちに水分が多く失われやすくなります。

さらに、冬は汗をかく機会が少なく「水分を失っている実感」が持ちにくいこと、寒さで喉の渇きを感じにくいことも重なり、水分摂取の回数が減りがちです。
そのため冬は、気づかないうちに"かくれ脱水"が進行しやすい季節といえます。

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〈冬のかくれ脱水対策〉
冬の脱水症を予防するためには、以下のポイントを意識しましょう。

1. 定期的な水分補給を心がける
喉が渇いていなくても、意識的に1日に何度かに分けて水分をとることが大切です。
特に、朝起きたときや食事の前後、入浴後など、水分が失われやすいタイミングを意識して補給するのが効果的です。

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2. 温かい飲み物を上手に活用
冷たい水が飲みにくい冬は、温かいお茶や白湯などを取り入れるのがおすすめです。
ただし、カフェインを多く含む飲み物は利尿作用があるため、飲みすぎに注意しましょう。
麦茶やハーブティーなどカフェインの少ないものを選ぶと安心です。

3. 食事からの水分も大切に
水分の約3割は食事から摂取されています。3食をしっかりとることが水分補給の基本です。
鍋やスープ、シチューなど"汁もの料理"は、温まりながら自然に水分がとれる冬に最適なメニューです。具だくさんにすると栄養バランスも整いやすくなります。
また、白菜・大根など水分を多く含む冬野菜や、みかんなどのみずみずしい果物も、食べるだけで水分補給に役立ちます。

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4. 室内の乾燥を防ぐ
暖房を使うときは、加湿器を併用して湿度を40〜60%に保つと快適です。
加湿器がない場合は、濡れたタオルを部屋に干したり、洗濯物を室内に干す方法が効果的です。また、ヤカンでお湯を沸かして蒸気を発生させると一時的に湿度を上げられます。

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〈水分補給を習慣にして冬を元気に〉
冬の脱水症は気づきにくいため、意識的に水分補給を心がけることが大切です。
寒い時期でも体は水分を必要としており、適切な補給を行うことで、健康を維持することができます。
乾燥する冬だからこそ、普段以上に水分補給を意識し、元気に寒い季節を乗り切りましょう!

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〈参考文献〉
・大塚製薬「冬のカラダは水分不足」
・厚生労働省「健康のために水を飲もう」推進運動

株式会社なの花西日本 上阪里穂(管理栄養士)

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