2025.09.01
健康コラム
9月健康コラム:秋バテにご注意を!
涼しくなってきたのに、なんだか体がだるい・眠い・食欲がない...
それ、もしかすると「秋バテ」かもしれません。
秋バテとは、夏の暑さや冷房、冷たい飲み物などで疲れた体が、急な気温差や気圧の変化にうまく対応できず、様々な不調を引き起こす状態をいいます。
◆こんな症状はありませんか?チェックしてみましょう!
□朝起きても疲れが取れず、だるさを感じる
□胃腸の調子が悪く、食欲がない
□頭がボーッとしたり、頭痛、めまいがする
□イライラしやすく、集中力が続かない
□手足が冷える・肩こりがつらい
→これらの不調が続いている場合、秋バテのサインかもしれません。
◆秋バテの原因は?
・寒暖差による自律神経の乱れ
・夏の疲れ(冷房・冷たい食べ物や飲み物・寝不足など)の蓄積
・夏日が減り、水分補給の意識が減ることによる水分不足
秋は1日の中で気温差が大きく、体温調節を担う自律神経に大きな負担がかかります。
さらに、夏に溜まった疲れを引きずったまま秋に突入することで、体がうまく回復できなくなってしまいます。
◆秋バテを防ぐ食生活のコツ
1. 体を温める食材をとりましょう
温かいスープや煮物で、内臓からポカポカにしましょう!
根菜類(大根やにんじんなど)、生姜、ねぎ、にんにく、味噌などを使用すると良いでしょう。
2. 腸を元気にする食品を意識してとりましょう
発酵食品(ヨーグルト・味噌・納豆)、食物繊維(野菜・きのこ・海藻類)で腸内環境を整えると、自律神経にも良い影響があります。
3. たんぱく質とビタミンB群でエネルギー補給をしましょう
疲労回復やエネルギー代謝をサポートしてくれます。
鶏肉、卵、鮭、大豆製品、玄米などがおすすめです!
4. 無理なく「秋の旬」を楽しみましょう
秋は栄養豊富な食材の宝庫です。さつまいも、さんま、栗、梨、柿など季節を感じながら自然と栄養がとれるチャンスです。
~秋のおすすめレシピ2選~
なの花薬局ホームページ「管理栄養士のレシピ」より
★サムゲタン風スープ
鶏むね肉ともち米を炊飯器で柔らかく炊いた、鶏肉のうまみたっぷりのスープです。
もち米でとろみのついたスープは体を芯から温めます。
https://www.nanohana-ph.jp/recipe/stomach/post-20.php
★柿の白和え
果物は糖質が多いため、食べすぎには注意が必要です。
白和えでは、砂糖やみりんの代わりとして使うことで、旬の果物を楽しむ事ができます。豆腐などの水分をしっかりときると、おいしく仕上がります。
https://www.nanohana-ph.jp/recipe/calory/post-13.php
秋バテは、夏の疲れが体に残っているサインです。無理に頑張るよりも、まずは体をいたわることが大切です。
栄養バランスを見直し、体を内側から整え、秋から冬への季節の変わり目を元気に乗り切りましょう!
<参考文献>
・秋バテ予防 季節の健康情報(健康管理検定:文部科学省後援)
株式会社なの花北海道 松野 晃子(管理栄養士)
●なの花薬局では管理栄養士による栄養相談を行っています。ぜひご利用ください。
栄養相談対応店舗を探す
●来局が難しい方は、メールによるワンポイントアドバイスもいたします。
メールによるワンポイントアドバイスを申し込む