2025.12.26
薬剤師の知識
薬剤師は産休・育休を取りやすい?長く働くために知っておきたいこと
目次
こんにちは!なの花薬局の橋本です。
薬剤師としてのキャリアを築く上で、将来のライフイベント、特にご出産や育児との両立について、不安や関心をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、薬剤師の産休・育休制度の基本から、産休・育休を取得しやすい職場の見極め方、復帰後も活躍するためのポイントまでご紹介します。

まずは産休・育休制度の基本を知ろう
産休・育休制度を理解することは、長期的なキャリア形成を考える上で重要です。
「産休」は正式には「産前休業および産後休業」といい、産前6週間(双子以上の場合は14週間)、産後8週間取得できます(産後6週間は就業禁止)。
雇用形態に関係なく全ての方が取得でき、会社の健康保険や共済組合加入者には出産手当金として給与の約2/3相当額が支給されます。
「育休」は「育児休業」のことで、原則として子どもが1歳になるまで取得できる制度です。
一定の条件を満たせば契約社員やアルバイト・パートなどの有期雇用労働者も取得でき、保育園に入所できない場合は最長で子どもが2歳になるまで延長が可能です。
育休中は雇用保険に加入していれば育児休業給付金が支給され、育休を延長する場合は最長2歳まで給付金を受け取ることができます。
産休・育休を取得するには職場へ申請が必要です。
休業中には出産育児一時金や出産手当金、育児休業給付金といった公的支援を受けることもできます。
薬剤師の仕事、産休・育休は取りやすい?
薬剤師の仕事が産休・育休を取得しやすいかどうかは、職場の種類や環境によって異なります。
薬局・ドラッグストア
薬局・ドラッグストアは女性の薬剤師が多く活躍していることもあり、産休・育休制度が比較的充実している職場が多いです。
育休からの復帰後に時短勤務を選択しやすい環境づくりをしている薬局やドラッグストアも増えています。
また、店舗数が多い場合には、通勤時間の短縮のために別店舗への異動を希望できるなど、柔軟な対応も期待できます。
病院
比較的規模の大きい病院や公的医療機関などでは、特に産休・育休が取得しやすい環境が整えられていることが多いです。
大きな病院では、敷地内や近隣に保育園が設置されているところもあり、そのような環境であれば職場復帰もしやすい傾向にあります。
公務員
公務員薬剤師は、特に国の支援体制の利用に手が届きやすく、無理なく産休・育休を取得できる環境にあります。
福利厚生も充実しており、男性の育休取得も進んでいます。
薬剤師のさまざまな職場の特徴については以下のコラムでも詳しくご紹介しています。
ぜひあわせてご覧ください。
薬剤師の就職先の選択肢は?仕事内容や就職状況、選び方を解説!
薬剤師の勤務時間は職場で異なる?勤務体系や休日についても確認!
産休・育休が取りやすい薬剤師の職場を見極めよう
産休・育休を安心して取得できる職場を見極めるためにも、押さえるべきポイントを知っておきましょう。
なの花薬局の就業環境とあわせてお伝えしますね。
職場を見極めるための3つのポイント
1つ目は、産休・育休の取得実績が多い職場であること。
これは、制度が存在するだけとならず、実際に活用されている証拠です。
産休・育休の取得実績者が多い職場は制度への理解が深く、困ったときに相談できる先輩がいるという点でも心強いでしょう。
2つ目は、在籍する薬剤師の数が多いこと。
人員に余裕があれば休業による負担が分散されやすくなります。
3つ目として、残業が少ない職場であることも重要です。
残業が少ない環境であれば、復帰後も仕事と育児を両立しやすいため、安心して産休・育休を取得できるでしょう。
なの花薬局の充実した制度と実績
なの花薬局では、産休・育休の取得に力を入れており、産休・育休取得後の復帰率は95%と高く、安心して長く働ける環境が整っています。
残業時間も月平均10時間と、薬剤師の平均的な残業時間で、仕事と育児の両立がしやすい職場です。
また、男性の育休取得を後押しするため、男性向けの育休説明会を実施しており、性別問わず育休を取得しやすい環境です。
薬剤師の残業時間については、「薬剤師の残業はどれくらい?残業の原因や職場選びのポイントも」もあわせてご覧ください。
さらに、なの花薬局を運営する株式会社メディカルシステムネットワークは、2023年に、厚生労働大臣による子育てサポート企業としての認定である「くるみんマーク」の認定を受けています。
社員の産休・育休取得を後押しする取り組みや男性の育休取得率向上、ワークライフバランスの充実と働きやすい職場環境づくり促進の働きかけが評価された形です。
産休・育休後も活躍できる薬剤師になるために

産休・育休を取得してブランクができると、復職できるか不安になる方もいるかもしれません。
しかし、薬剤師としての経験はゼロになるわけではなく、きちんと準備をすれば安心して復帰できます。
休業中は、薬剤師向けの情報誌を読んだり、インターネットで最新の医療情報を収集したりして、知識を更新しておくと良いでしょう。
なの花薬局では、休業中も会社から最新情報を自宅に郵送するなど、復職しやすいサポート体制を整備しています。
さらに、なの花薬局が行なっているオンライン研修には、希望があれば育休中の方も自由に参加できます。
また、復職後は時短勤務制度を活用して、子育てと仕事の両立を図っている方も多いです。
なの花薬局では、子どもが小学校1年生を終了するまで、1日あたり最大2時間勤務時間を短縮できる育児短時間勤務制度を利用する方も多くいます。
時短勤務から始めて徐々にフルタイムに移行するなど、柔軟な働き方が対応が可能です。
復職後は、完璧を目指しすぎず、周囲のサポートを受けながら無理なく自分のペースで働いていきましょう。
なの花薬局では、妊娠から出産、育児まで、ライフステージに応じてサポートしていますよ!
薬剤師は産休・育休を取得しながら長く活躍できる仕事
薬剤師は産休・育休制度が整った職場を選ぶことで、出産後も育児をしながら長く活躍できる仕事です。
産休・育休の取得実績が多く、在籍薬剤師数が多い職場、残業が少ない職場を選ぶことがポイントになります。
なの花薬局では、産休・育休取得後の復帰率95%という高い実績があり、くるみんマークの認定も受けています。
休業中の情報提供のほか、復職後の時短勤務制度を利用しやすい環境も整えており、女性だけでなく男性の育休取得も推進されています。
もちろん、産休・育休の取得・復帰後のキャリアアップも可能ですよ!
産休・育休を取得して復職した先輩薬剤師も多く活躍しています。
長期的な視点でライフプランを考え、仕事と育児を両立しながら薬剤師としてのキャリアを築いていきましょう。
なの花薬局では、薬剤師の就活に役立つ情報を随時発信しています。
薬剤師として理想の働き方を目指す方は、ぜひチェックしてみてくださいね!









