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薬剤師の知識

薬学部が就活前にやることは?スケジュールや就活のコツなどを解説

2020.10.13

        

目次

        

こんにちは!なの花薬局の人事部中西です。

薬学部のみなさんの中には、就活を意識し始めたけれど、何から始めていいのか分からない!という方も多いのではないでしょうか?

就活は、自分がやりたい働き方を考えるチャンスでもあります。
しっかりと準備をして、納得のいく就活にするためにはどうすればいいでしょうか。

今回は、就活を始める前にやっておきたいことや、就活の情報の集め方、就活スケジュールなどを解説します。
これもやっておけばよかった!と後悔しないよう、しっかり確認してくださいね。

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薬学部生の就活の心構え

売り手市場のこの時代、かつ手に職がある薬剤師は就職が楽と思われがち。
ですが、薬学生の就活は楽!という考えは間違っています。
就職先を選ばなければ、薬剤師として働くこともできますし、就活も必要最低限で終えることができるかもしれません。

みなさんが求める働き方、やりたいことは何でしょうか?
何となく大手がいい、調剤薬局がいい、病院がいい、高給与のとこがいい、と漠然としている方もいるのではないでしょうか。

見た目の年収(特に初任給)や条件だけで就職先を決めてしまうと、入社後こんなはずじゃなかったと後悔し、早期離職にも繋がります。
そうなれば、企業側も本人も辛い思いをすることになります。

これからの人生の大半の時間を費やすであろう仕事。
せっかくなら自分がやってみたい仕事、自分がしたいことを叶えられる職場を見つけたいですよね!
自分の理想の働き方に近づけるためには、それ相応の就活が必要です。


薬学部生が就活前にやった方が良いこととは?必要な準備を始めよう!

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「自己分析」と「業界研究」です。
この2つをしっかりと行い、充実した就職活動に備えましょう。

自己分析

就活における自己分析とは、現在の自分の特徴や長所・短所、価値観を客観的に把握・理解することで「強み」を見つけることです。
自身の「強み」を見つけることで「どのような経験からその力が身についたか」「その経験や力が企業に入ってどのように活かせるか」など、具体的なエピソードを伝えることができます。

就活は、会社も選ばれる立場ですが、みなさんも選ばれる立場です。
魅力に感じた企業には、自分を選択してもらえるよう、自分の魅力を伝えなければなりません。
そういう点からも、自分を知る「自己分析」は重要です。

何から始めたらいいか分からない!という方のために、まずは自己分析で「価値観」を明確にし、自分にとって大切なものを発見していきましょう。

自分自身の価値観を知るためのコツとして、まずご自身の「過去」を知る必要があります。
なぜ「過去」を知る必要があるかと言うと、「現在」のみなさんは過去の積み重ねだからです。

数々の選択や山あり谷ありの道があっての今があると思います。
過去を振り返ることでみなさんの価値観やその思いに至ったルーツが見えてくるということです。

それによって自分自身が見つけた大切にしたいことや資質・特性などと興味のある業界や企業で必要になる特性とを照らし合わせて、自己PRを進めていきます。

自分が向いている業界や、希望の業界に進むために足りない部分を把握することに繋がります。

業界研究

業界研究とは、その業界について理解をすること。
実務実習を経験した方は、調剤薬局と病院で実習をしたから、その2つの業界についてはこれ以上の情報はいらない!と思うかもしれません。

しかし、それは間違いです。

現場で実務を学ぶ実習と、業界を正しく理解する業界研究は全く異なります。
業界研究をする際のポイントは、自分の興味がある業界だけ業界研究をしたり、今ある情報だけで業界研究を進めたりするのではなく全部の業界について知ることです。

全てを知るからこそ、「こんなことに興味がある」「この業界で働きたい」「こんな風にキャリアアップして働きたい」など、自分がその業界で働くイメージが具体的にでき、志望理由に説得力を持たせることができます。

そのため、病院、調剤薬局、ドラッグストア、製薬会社(MR)、治験(CRO/SMO)や公務員など、あらゆる業界について正しく理解することが重要です。

業界研究で押さえておきたいポイントは4つです。

1.市場動向・業界の市場規模(業界ごとのシェア率や売り上げ等)

数字として知ることで判断材料の一つにもなりますし、将来性を見出せば長く働ける場所に出会えるかもしれません。

2.業務内容や職種

その業界や企業の職種や業務内容を調べましょう。
薬剤師としてどんな仕事ができるか、逆に薬剤師でありながら直接薬に関わらない職種もあります。
興味があることを見れば、志望動機にも繋がります。

3.キャリア

入社後すぐだけでなく、5年後、10年後自分がどんなキャリアを積めるのか、どんな働き方が選択肢としてあるのか同じ業界でも企業ごとで変わります。

4.働き方

転勤の有無や引っ越しを伴う働き方があるのか、休暇や有休の申請方法、働く時間帯なども企業ごとで変わります。
興味のある業界や企業には聞いてみると良いでしょう。


薬学部の就活はどうやって情報を集める?

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就職活動を進めていく中で、「情報収集」は必要不可欠であり、正確な情報を適切なタイミングで得ることはとても大切です。
正確な情報を多く集めることで気持ちに余裕が生まれ、その後の就職活動をより円滑に進めることができるでしょう。

ここでは就職活動に有利になる情報収集の方法をお伝えします。

1.合同企業説明会(合説)に参加する

企業にエントリーする際は、複数の企業を見比べた上で選択をしていくことが重要です。
特に薬局やドラッグストアは似た特色の企業がたくさんあるので、選択する前にどういった企業があるのか合説で見極めていく必要があります。


先ほど挙げた「自己分析」や「業界研究」で自分が企業選びで大切にしたいポイントや軸を決めて参加すると良いでしょう。
また複数の企業を見ることで、何を質問したらいいか分からない!ということもなくなります。

「さっきの企業はこういっていたけど、ここの企業はどうだろう。」「在宅医療に特色がある薬局だけど、社員の雰囲気に違いはあるのかな?」など、見比べるからこそ疑問が湧いてきます。
現場の薬剤師や採用担当者と話ができるので、企業についてよりリアルに知ることができます。

薬学部向けの合説は土日祝の4~5時間ほどで、主要都市のイベント会場で行っていることが多いです。

新型コロナウイルス対策として、オンラインで参加できる企業説明会やインターンシップもあります。
オンラインであれば参加する心理的なハードルも低くなりますし、リアルタイムで質疑応答ができることもあります。

実習や研究の合間に参加してみてはいかがでしょうか。

2.企業のホームページや就職情報サイトを見る

企業のホームページには、企業情報から企業理念、採用情報までさまざまな情報が掲載されています。
特に病院志望の方は、採用情報や募集開始時期がホームページにしか掲載されていないこともあるため、こまめなチェックが大切です。

採用ページも企業の特色や方向性が色濃く出たものなので、企業説明会や面接に参加する前にしっかりと確認しておきましょう。

また、薬学部向けの就職情報サイトも複数あります。
先輩たちが使っていたり、大学から案内があったりしたサイトなど、会員登録しておくとDM・メールやアプリから情報を得ることができます。

ここからも企業情報や先輩情報を閲覧できますし、就職情報サイトから企業説明会の予約も行えることが多いので、効率的に就職活動を進めていくことができるでしょう。

3.OB・OG訪問や店舗見学会へ参加する

興味のある業界や企業で働いている先輩や卒業生宛に直接訪問して、業務内容ややりがいなどリアルな話を聞くこともできます。
業種にもよりますが、病院・調剤薬局・ドラッグストアであればオフィスというより直接先輩薬剤師が働いている店舗に訪問することが多いです。

よくある質問は「入社理由」「入社後のギャップ」「実際の勤務形態(シフト制について)」「就活の進め方や業界の選び方」などです。
何より店舗見学のメリットは、自分が働くかもしれない場所・店舗を直接見られることです。
直接見ることで、「会社の雰囲気」も体感することができるので、自分がこの職場で働くイメージも見えてきます。

企業の情報も重要ですが、働いている社員の人柄も企業選びのポイントの一つとして挙げている薬学部生もいます。


薬学部の就活スケジュールとは?

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経団連が定めたものでは、5年生の3月よりエントリー開始、説明会への参加が始まり、6月頃からエントリシートの提出や面接などの選考開始というスケジュールです。
しかし年々前倒しで進んでいる傾向にあります。

これも業界によって動きが少し異なるので注意が必要です。

CROや製薬企業は薬学部だけでなく他学部の学生もライバルになるため難易度も高いです。
特に人気企業は早めに動いていくべきです。
就活の解禁は5年生の3月ですが、行きたい企業があれば5年生の夏には積極的にインターンシップに参加して、選考に向けて志望動機を固めていきましょう。

インターンシップについては「薬学生のインターンシップはいつから?メリットや心構えも解説!」で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

病院は行きたいところによってエントリーの開始や選考の時期がバラバラです。
早いところでは3月ごろから見学が始まり4月ごろから選考が始まりますが、遅いところは夏ごろに募集をします。

また専願制のところも多く、決まった枠の中で募集をすることが多いです。
行きたい病院があれば、募集時期・募集人数・倍率等確認しておくといいでしょう。

調剤薬局やドラッグストアは、店舗数や募集人数が多いので通常のスケジュールで問題ありません。
しかし、企業によっては、都市圏周辺など人気の勤務地が早めに埋まっていく可能性がありますので注意してください。

就活解禁時の5年生3月には業界はある程度固めて、企業説明会や交流会に参加していくとスムーズです。
早ければ、6年生の4月ごろには内々定が出て、それが希望していた企業であれば就活を終えることもできます。

また、企業によっては内々定者向けの国試対策講座を無償で提供していることもあるので、国試の勉強にもより集中できます。
早めに動いておいて損はないでしょう。

業種別で大まかなスケジュールをお伝えしましたが、各企業によって選考スケジュールは異なります。
気になる企業があれば早めにエントリーを済ませ、随時情報を取りに行くことがオススメです。


薬学部の就活も準備が大切!後悔のない就活を!

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薬剤師は国家資格。
資格を取得できれば働き口は多いですが、油断は禁物です。

自己分析や業界研究など、しっかり準備をして就活に臨みましょう。
合説への参加や企業・就活サイトのチェック、OB・OG訪問など上手に組み合わせていくと情報収集にも困りませんよ!

また薬学部の就活は、希望する就職先によってもスケジュールが異なるのが特徴。
行きたい業界は募集が終わっていた...なんてことにならないよう、事前にスケジュールも把握しておくことが大切です。

ですが、何より大切なことはみなさん自身の健康です。
昨今の状況から医療人・薬剤師としての活躍がより期待されています。
周りの方を元気にするには自分自身が健康であることが欠かせません。
身体を大切にしながら、ウイルスに負けず就活も乗り切って素敵な人生を切り開いてくださいね。

なの花薬局では、薬剤師を目指すみなさんを就活サポートコラムで応援しています!
就活に悩んだときは、ぜひ参考にしてみてくださいね。