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2020.04.30

薬剤師の知識

薬学生のインターンシップはいつから?メリットや心構えも解説!

目次

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薬学生の皆さん、こんにちは!なの花薬局人事部の湯田(ゆだ)です。

早速ですが、皆さんは就職活動をどのように進めるか、計画は立てていらっしゃいますか?
学年が上がるにつれ、「そろそろ将来のことを考えなくては...」と思いつつも、4年生のOSCEやCBT、5年生の実務実習、6年生の卒業研究や国家試験勉強など、忙しい毎日が続きますよね。

特に5年生はインターンシップと実務実習の時期が重なっており、「インターンシップにも参加する必要はあるの?」と疑問を持つ方もいるかもしれません。
そして、具体的に何をいつから始めればいいの?と悩む人も多いのではないでしょうか。

今回は薬学生のインターンシップや就活について、流れややるべきことについて解説します。
インターンシップに参加するメリットや、薬学生の就活で覚えておきたい心構えもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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そもそも「インターンシップ」って何?

インターンシップとは、「学生に短期間で就業体験の機会を提供する制度」のことです。
海外では100年以上の歴史があると言われていますが、日本ではバブル崩壊後の1997年ごろから徐々に始まったと言われています。

会社側にとっては、多くの学生さんとお会いし会社のことを直接知ってもらえる広報活動になります。就活解禁前に早期に活動している積極的な学生と出会う機会になったり、入社後のミスマッチを防ぐことにも繋がるため、現在では多くの会社がインターンシップを開催しています。

※2022年卒より各WEBサイトで、2日以上のコースを「インターンシップ」、1日のみのコースを「1day仕事体験」と呼ぶことになっています。ですが、この記事では分かりやすいようにどちらも敢えて「インターンシップ」と書かせていただきます。


薬学生のインターンシップはいつから始まる?大まかなスケジュールは?

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インターンシップはいつからという決まりは特にありませんので、思い立った日がスタートで良いと思いますが、一般的には「5年生になったら考えはじめる」という方が多いです。

というのも、薬学生が主に利用するインターンシップサイトのオープン日が5年生の4月だからです。具体的には、マイナビが5年生の6月オープン(先行予約開始は4月~)、薬キャリ1stは5年生の4月オープンとなっています。その後、実際のインターンシップ開催は6月以降となります。

もちろん少しでも早く業界研究・企業研究を進めたいという方は、4年生のうちにインターンシップに参加しても良いですし、実際に4年生の受け入れをしているところもたくさんあります。先輩たちが使っているインターンシップサイトに登録すると、簡単に情報を集めることができますよ。


大まかなスケジュールについては以下の通りです。

《5年生4月~》 インターンシップサイト オープン

《5年生6月~》 サマーインターンシップ 受付開始

《5年生10月~》 ウィンターインターンシップ 受付開始
※インターンシップは2月末で終了

《5年生3月~》 就職活動解禁 / 会社説明会 受付開始


ただし、実際は各企業によって選考に向けたスケジュールが異なっています。
そのため、もし気になる企業があれば早めにエントリーを済ませ、随時情報を受け取るようにしておくことをお薦めします。

実務実習でインターンシップに参加しづらい場合は?

薬学部5年生にとって、インターンシップ以上に大事なイベントは実務実習ですよね。近年になり4期制が採用され、原則として連続する2期で薬局・病院をそれぞれ経験することとなりました。ですが実務実習に参加すると毎日が忙しく、なかなかインターンシップのことを考えるどころではないと思います。

ちなみに、2020年度の実施予定は、

第Ⅰ期:2/25~5/10
第Ⅱ期:5/25~8/9
第Ⅲ期:8/24~11/8
第Ⅳ期:11/24~2/14

となっています。

結論からお伝えすると、「実務実習優先」で全く問題ありません!

あなたがどの実習時期の参加であっても、空いている時期で参加できるインターンシップは多数用意されていますし、同じコンテンツも繰り返し開催されています。また、授業や研究などの学業に支障が出ないよう、基本的には土日に開催されています。必要以上に心配せず、実習がひと段落した際にゆっくり参加するインターンシップを吟味してくださいね。

ちなみに、以下の方は少しだけ注意が必要ですので覚えておいてください。

3~4期の実務実習に参加する方
実習参加前の5年生6~8月の間である程度動く必要があります。この時期に出遅れると実習終了が2月半ばとなり、多くのインターンシップが予約受付を終了してしまいます。もし実習開始前に十分に活動できなかった場合は、土日や実習の合間を利用して、1dayのインターンシップに効率よく参加するのが良いでしょう。

製薬メーカー・治験・医薬品卸などのインターンシップへの参加を希望する方
一部の企業ではインターンシップの参加時期が限られている場合があります。もし参加を希望する時期と実務実習や学事スケジュールが重なっている場合は、大学の就職課や企業側に相談してみても良いと思います。

薬学生がインターンシップに参加するメリットは?

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薬学生の皆さんにとって、インターンシップに参加することにどんなメリットがあるのでしょうか。

その代表的なものは大きく以下の4つです。

《メリット1》業界や会社、職業に対する理解を深められる

業界研究や企業研究をする際、まずは講座やガイダンスを聞いたり、WEBサイトで情報収集をしている方もいらっしゃるかと思います。
しかし、そこで大まかな全体像を掴むことはできても、より深い情報を得ることはなかなか難しいです。

例えば、調剤薬局業界では、大手チェーン薬局と中小薬局では経営に対する考え方が異なっていたり、大型門前型の薬局と地域密着型の薬局では大切にしている価値観が違ったりしています。

また、当たり前ですが、薬局薬剤師の仕事や職場環境はそれぞれの店舗によっても差があり、実際に足を運んでみて初めて分かることもたくさんあります。

インターンシップでは様々な人の考えや生の声に触れることができますので、一つの視点から業界や企業を見るのではなく、色々な視点を知って理解を深めてくださいね。

《メリット2》自分の興味や適性が分かり、自己分析に繋がる

インターンシップはどれに参加するかを選んでいる時点から自己分析はスタートしています。

例えるなら、書店で興味のあるジャンルの中から気になるタイトルを1冊手に取るように、多くの企業が趣向を凝らしたコンテンツを開催している中で、"なぜそれに興味を持ったのか?"を知ることが第一歩です。

そして次に大事なのは、インターンシップに参加して"実際に何を感じたか?"です。
ただ、「勉強になった」「楽しかった」で終わるのではなく、「何が新しい発見だったのか?」「どうして興味を惹かれたのか?」を振り返って欲しいと思います。

その繰り返しの中で、自分のことをより深く理解していくことが自己分析ですし、そのためにインターンシップを最大限活用して欲しいと思っています。

《メリット3》社会人として必要なビジネスマナーに気づける

インターンシップでは、初めて企業を訪ねたり、そこで働く職員の方とお会いしたり、患者さまを間近に感じられたりする機会です。もちろん最初はビジネスマナーに慣れずに悩むことばかりだと思います。

例えば、髪型は問題ないか、スーツのボタンはどうすれば良いのか、コートやマフラーはどこで脱げばよいのか、濡れた傘はどうしたら良いのか、といった身だしなみや立ち居振る舞いで悩むことは多いでしょう。
また、職員と話をする中では、敬語の使い方は合っているか、声を掛けて良いタイミングか、どんな質問をするのが良いか、などを考える機会にもなります。

最初にお伝えしますが、学生さんで最初から完璧にできる方はほとんど居ません。ただ、お会いする度に、徐々にビジネスマナーのレベルが上がっている方はいらっしゃいます。

実際に困ったり悩んだりした経験からスキルを磨く機会を作れるのもインターンシップに参加する大きなメリットだと思いますので、就職活動(特に面接)が本格化する前に自分で機会を作ってみてください。

《メリット4》薬学部の友人が増える

インターンシップでは、企業の人事担当者や先輩薬剤師と会って話すことで色々な情報を得られる機会でもありますが、私はそれ以上に多くの薬学生と会えることも大きなメリットだと思っています。

特に参加人数の多いインターンシップでは、同じ班のメンバーで自己紹介をした後、グループワークやディスカッションを通じてお互いの意見を交換したり、就活や実務実習の情報交換などもできます。

いつもはなかなか会うことができない他大学の薬学生や、同じ大学でもまだ話したことが無い学生とも仲良くなれる機会ですし、もしかしたら将来の同期になる可能性もあります。
この機会に積極的に友人を作ってみてはいかがでしょうか?


薬学生のインターンシップや就活で大事なポイントとは?

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インターンシップや就活を通じて大事なことは、「迷ったらとにかく足を運んでみる」ことです。最初から業界を絞ったり、効率よく動こうと考えたりしない方が良いと思います。
それが、結果的に「自分を知ること」となり、最終的に進路を決める際の軸になります。

「自分を知ること」と言われてもあまりピンとこないかもしれませんが、たくさんの会社に足を運ぶ中で、興味を持ったこと、目標となる人に出会えたこと、逆にストレスに感じたこと、違和感を覚えたことなど、きっと様々な経験をすると思います。

そして、そのような中で改めて「私ってやっぱりこういう人だったんだ」と自分のことを再認識したり、大学生活だけでは見つからない新しい一面を発見できたりします。一方で、新しい発見があるからこそ悩んだりすることもあります。

ぜひ薬学生の皆さんには、インターンシップや就活を通して悩みながらも自分と向き合って、前に進んで欲しいです。「自分を知ること」ができれば、自然と選ぶべき進路は決まります。


薬学生のインターンシップは5年生から。迷ったら参加がおすすめ!

薬学生は、5年生になったらインターンシップを考えるという人が多数ですが、5年生は実務実習で中々時間が取れないという人も。4年生からインターンの受け入れを行なっているところもあるので、早めに参加してみるのもおすすめです。

もちろん実務実習の合間で参加できるインターンシップもありますので、基本は実務実習優先という姿勢でいましょう。

薬学生のインターンシップで大切なのは「まず動く」こと。
インターンシップへの参加は、企業や業界だけでなく、自分を知るという意味でも大きなメリットがありますよ!

就活は長期戦です。より良い判断をするためには心身ともに健康であることが欠かせません。たくさん美味しいご飯を食べて、たくさん寝て、これからも頑張ってくださいね。

なの花薬局では、薬剤師を目指すみなさんへ就活サポートコラムを発信中です!
こちらも就職活動や勉強の参考にしてみてくださいね♪

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