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2023.06.27

薬剤師の知識

薬学部の学生の自己分析方法を解説!薬剤師の仕事に必要なスキルも

目次

こんにちは!なの花薬局の小倉です。

大学生の就職活動の準備の一つに「自己分析」があります。
自己分析は薬学部の学生にとっても、自分に合った仕事・職場を見つけるために大切なものです。

そこで今回のコラムでは、薬学部の学生に向けて自己分析の必要性と、具体的な方法を解説します。
薬学部の就職先として多い職場で必要とされるスキルについてもご紹介しますので、自分の特性とぜひ照らし合わせてみてください。

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薬学部の学生も就職活動では自己分析が必要!

自己分析とは、現在の自分の状態を客観的に把握・理解することです。
就職活動における自己分析は、自分の長所・短所、向き・不向き、素質・タイプ、興味対象などをあらためて把握し、志望業界や職種の選定・決定に役立てていくものです。

希望する業界や職種に必要な素質やスキルと自分のタイプを照合することで、より自分に合った職場・仕事を見つけ、就職後のミスマッチを減らすのが目的です。

自分の長所や素質、タイプなどをきちんと把握して言語化できれば、エントリーシートや面接でも自分の強みや適性をしっかりアピールすることができます。

薬学部の学生の就職活動にとっても、就職先や職種を選んだり働き方や将来のキャリアプランを考えたりする上で、自己分析は欠かせません。


薬学部の学生におすすめの自己分析方法

自己分析は以下のステップで進めてみましょう。

【1】自分の過去を振り返り、強みやスキルを見つける

まずは自分の幼少期、小学校・中学校・高校・大学と時系列に沿って、思い出に残る出来事を書き出します。
そして、その出来事に対して「なぜ」と「その経験が自分にどんな影響を与えたのか」を深掘りしていきましょう。

趣味やスポーツ、勉強、学校生活のほか、友人関係や家族との関係、育った環境や熱中したこと、悩んだことなど、できるだけ詳しく記載します。

例えば、部活動に熱中した経験を深掘りすると、次のように背景が見えてきます。

  • なぜ熱中したのか→努力(練習)が結果につながるのがやりがいだった
  • どんな影響を与えたか→目標を立ててやり遂げる力がついた

これを繰り返すことで、ふんわり感じていたことを具体的に言語化し、自分では気付いていない感情や強みに気付くことができるのです。
しっかり言語化することで、面接の場でも具体的にアピールしやすくなりますよ。

また、他人から見た自分の強みや特性なども聞いてみるのもおすすめ。
自分では気付いていない価値観を知ることができます。

その際は、「ジョハリの窓」という有名な自己分析方法もぜひ活用してみましょう。
「ジョハリの窓」では主観(自分から見た自分自身)と客観(他人から見た自分自身)の両面を通して以下の4つの領域を考え、自分自身を発見していきます。

  1. 1.開放の窓:自分も他人も知っている自分自身
  2. 2.盲目の窓:自分は知らないが他人は知っている自分自身
  3. 3.秘密の窓:自分は知っているが他人は知らない自分自身
  4. 4.未知の窓:自分も他人も知らない自分自身

【2】適性とキャリアプランを考える

薬学部の学生の主な就職先としては、薬局や病院、ドラッグストアなどが挙げられます。
それぞれ特徴が異なるので、就職活動を本格的にスタートする前に、自分はどの就職先が向いているかをしっかり考えることが大切です。

志望する業界・職種の特性と自分の価値観・強み・スキルなどを照らし合わせてみましょう。
自分に合っている仕事は何か、志望先と自分の特性が合っていないとすれば何が足りないのかを考えながら、自分に合う業界・職種を見つけていきます。

また、今後どのような働き方をしていきたいのかキャリアプランも見据え、自分の強みやスキルをどのように生かしていけるのかも考えてみましょう。

そのほか薬学部の学生が就職活動の準備として取り組むべき事柄をこちらのコラムでもまとめています。
あわせて参考にしてみてくださいね。
薬学部が就活前にやることは?スケジュールや就活のコツなどを解説
薬学部のインターンシップの選び方は?おすすめプログラムやメリットも!


【業界別】薬剤師の仕事で必要なスキルもチェック!

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自分の強みやスキルを生かせる仕事を選ぶためには、就職先ごとの特徴や必要とされるスキルについても知っておく必要があります。
薬学部生の主な就職先でそれぞれ必要とされるスキルについてご紹介しますので、自己分析の参考にしてみてください。

薬局

調剤業務のほか、患者さまの薬歴管理や服薬指導も行います。
患者さまに寄り添う「傾聴力」や「信頼関係の構築力」などが必要です。

また、在宅医療や地域医療などで社外の医療従事者と協力する機会も多いため、「コミュニケーション能力」「チームワーク能力」などのスキルも重要です。

病院

病院では薬の調合、点滴や注射の調整などを行います。
たくさんの医療従事者が働く病院内で協力して仕事を進めるため、「コミュニケーション能力」「チームワーク能力」「協調性」が重要。

さらに、日々進歩していく医療情報を積極的にキャッチし、新たな知識を身につけていく「自己研鑽能力」も必要です。

また、病院によっては夜勤や当直などもあり忙しい職場も多いため、心身ともに「タフさ」も欠かせません。

ドラッグストア

ドラッグストアでは調剤業務はなく、薬の説明や薬選びのお手伝いなど、健康管理のサポートが主な業務となります。
お客さま対応には「傾聴力」や「コミュニケーション能力」が重要です。

また、小売店では販売目標があるケースもありますので、「目標達成力」も必要でしょう。

製薬会社

製薬会社では新薬の研究職や開発職のほか、自社の薬を医療機関に販売するMR(営業職)もあります。

研究職や開発職に必要なスキルは、「高い専門知識」や「正確性」「計画遂行力」などでしょう。

MRは営業職なので、「目標達成力」や「コミュニケーション能力」も必要ですし、もちろん「高い専門知識」も欠かせません。


薬学部の就活は自己分析で自分に合った仕事を見つけよう!

自己分析とは、自分自身を客観的に理解することで、自分の強みやスキル、価値観を把握することです。
薬学部の就職活動でも、自己分析に取り組むことで自分の強みや適性を知ることで自分に向いている職場や仕事を選び、ミスマッチを防ぐことができます。

自分の強みを明確に言語化することで、面接などの採用試験の場でも適性を具体的にアピールすることができるようになりますよ。

自己分析の進め方としては、まずは自分の過去を振り返ってその背景や影響を深掘りすることで自分の強みやスキルを見つけます。
自分が他人からどう見えているかも含め、新たな価値観を発見していきましょう。

次に、業界研究を元に適性のある仕事は何か、向いていないと感じるなら何が足りないのかなど、自分に合う業界や職種を考えてみましょう。
薬学部から薬剤師として就職する場合も、薬局・病院・ドラッグストアなど職場が変われば求められるスキルは異なります。

今後のキャリアプランも踏まえ、自分の強みを生かしていける仕事・働き方を見つけてくださいね。

また、薬学部の学生の自己分析をサポートするインターンシップを開催しています。
ご興味のある方はぜひご参加ください。

なの花薬局では、薬剤師の就活に役立つ情報を随時発信しています。
薬剤師を目指す方や薬剤師の働き方について疑問がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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